無職ダイアリー
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無職も気付けば1年半になる。引きニートが自らを自宅警備員と名乗るように、無職という職歴を主張してみたい。
無職の外出時間の大部分はゴミ収集日である。朝、ゴミ捨て場までの数分で浴びれるだけの日光を浴び、そして帰ってくる。帰宅後は寝るだけ。食料品などの必需品は、ネットスーパーが生命線。
無職の収入源は、退職時の貯金と各種保険からの給付による。生活保護は受けていない。生活コストが落ちたので、固定費分あればなんとかやっていける。家電は炊飯器しかないが、魚沼産コシヒカリさえあればなんだっていいのだ。鰹節とワサビ醤油をかければ、ワサビ丼になるし、めんつゆ卵かけご飯を食べている時は一番生を実感する。
そんな質素な無職の私だが、先日友人が不慮の事故により命を落とした。
買ったことのない喪服を慌てて買いに行き、2年ぶりに美容院を予約した。
直接会ったり話したことはなかったが、ネット上で親しくしていた人物だった。
この話は葬儀が終わったらまた書こうと思う。
金銭的な出費以上に失うものがあまりにも大きすぎる出来事だった。
おみくじ大吉だったのになあ。
家族、仕事のストレスや、無職で人生投げ出してしまいそうな人がいたら、私みたいな無職もいるよってことを伝えたい。